猫に関するお寺に行ってみたい!中部・関東・近畿地方編

猫のお寺だけでも多数存在する日本。猫に関する伝説もいくつか残っており、猫は昔から人間の側にいる存在だったことを認識させてくれます。
今回は中部・関東・近畿地方の東京以外の県をピックアップしてご紹介します。近くを通った際は、是非足を運んでみて下さい!

【お寺】

■法蔵寺(ほうぞうじ)

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住所:長野県上水内郡小川村瀬戸川19280 法蔵寺
行き方:
・車で長野ICから 35km 約50分
・JR北陸新幹線長野駅下車 バス約 50分 →タクシー約 15分

どんなお寺?:
あまり「猫寺」をアピールしない控えめなお寺。猫の伝説が残るお寺には「猫塚」の五輪塔があり、静かな環境の中にひっそりと存在しています。猫塚の中には、猫が着たとされる法衣も所蔵されているそうです。

猫伝説:
江戸時代初期の話です。法蔵寺に1匹の三毛猫が飼われていました。猫は和尚が寝ている間、和尚さんの法衣を着て天神様へ行き、動物達を集めて日頃の和尚が行っている説教をしていました。そして朝日が昇るころに動物達は森へ帰り、猫もしれっとお寺に帰っていました。

ある日、その事に気が付き、事の成り行きを見ていた和尚は、猫に向かって「昨夜はお疲れ様」と声を掛けた所、猫はバレてしまったと寺を飛び出し、姿を見せなくなりました。和尚は声を掛けた事を悔やみ、3年間毎日帰りを待っていた所、ある日和尚の前に一人の侍が訪ねてきたのです。和尚は誰だっけ?と不思議に思っていると、侍が「バレて飛び出してしまい申し訳ない。可愛がってもらったお礼をするので待っていてほしい」と両手をついてお辞儀し、姿を消したのです。和尚は三毛猫だと気付き探しましたが見つかりませんでした。

それからしばらくして、別のお寺では下条家の葬式が行われる事となりました。しかし、黒雲がたちこめ、奇怪な現象が続き葬式どころではありません。担当したお寺の僧でも収集がつかず、下条家は法蔵寺に頼み込んできました。頼まれた法蔵寺の和尚が葬式を行った所、不思議と何も起きず無事に済ます事が出来たのです。
下条家はとても喜んで、下条家の一族と村人達が法蔵寺の檀徒になり、法蔵寺は一気に檀家を増やしました。

その時、上空からヒューっと飛んできた物が寺の本堂に入り込んできました。
確認すると、いなくなった三毛猫の死骸だったのです。
それから法蔵寺は猫寺として有名になったと言われています。

■檀王法林寺(だんのうほうりんじ)


住所:京都府京都市左京区法林寺門前町36
行き方:京阪電車「三条駅」 → 徒歩

御祭神:主夜神(しゅやじん)・・・夜の神様

どんなお寺?:黒猫を神様とするお寺です。暗闇で光る眼は、盗難や火災を防いでくれると言われています。黒猫の扱いは人によって違いますが、ここでは神様!黒い招き猫も日本最古です。

ここに注目!:販売している黒い招き猫の像が可愛い!他にも小判や猫の顔の飴など、猫にちなんだグッズに注目です。

■称念寺 (しょうねんじ)


住所:京都市上京区寺之内通浄福寺西入上る西熊町275
行き方:地下鉄今「出川駅」下車 → 市バス59号系統「乾隆校前」下車 → 徒歩約5分

どんなお寺?:猫の恩返しで有名なお寺で、通称「猫寺」と呼ばれています。動物愛護の心を持ち、動物の供養を行うお寺です。犬や猫だけでなく、鳥やうさぎなど様々な動物を対象としています。

猫の恩返し:このお寺の三代目の頃、お寺の建立を命じた松平家と疎遠になり、お寺の存続が危ぶまれていました。和尚は生活が苦しく毎日の食事も困難な状態で、托鉢をして繋ぐほどでしたが、それでも飼っていた猫を可愛がり、絶対に手放しませんでした。

ある日いつものように托鉢をしてお寺に帰ると、キレイな着物を着て舞を踊る美しい女性がいました。
和尚は猫が化けた姿だと察し、「自分が苦労をしているのに、キレイに着飾って舞を踊り浮かれているなんて許せない」と猫を寺から追い出してしまいます。

数日後、姿を消した猫が和尚の夢枕に立ち、「明日、寺を訪れる武士を丁重にもてなしなさい。そうすれば寺は再び栄えます」と告げていきました。
すると翌日、お告げ通りに松平家の武士が訪れてきたのです。「亡くなった姫がこのお寺に葬ってほしいと遺言を残した」という内容で、それをキッカケに松平家と復縁し、寺は栄えたという伝説が残っています。

ここに注目!:
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住職の愛猫「みいこちゃん」をデザインしたお守りが可愛いので要チェック!住職がデザインしたそうで、ちょっと気の抜けた感じが何とも言えない!

■海雲寺(かいうんじ)

住所: 群馬県安中市郷原561 海雲寺
行き方:JR信越本線磯部駅 → 徒歩約15分

どんなお寺?:
招き猫を奉る寺として珍しいお寺です。東京の豪徳寺で修行した先代が分身として奉っているそうです。招き猫は招福観音として祀られており、狛犬ならぬ狛招き猫が2体鎮座しております。
招き猫なので、開運のご利益があるそうですよ!

■御誕生寺(ごたんじょうじ)


住所:福井県越前市庄田町32
行き方:北陸道・武生IC → 車で約15分

どんなお寺?:
メディアでも取り上げられて知っている人も多いかも知れません。猫好きな住職と修行僧が、野良ネコ達を数十匹保護しながらお世話をしているお寺です。猫まみれになれる猫寺というイメージですが、保護や飼育の他に、里親探しも行っています。
猫ファンが集まる聖地で、猫に会いに来る参拝者も多いです。檀家さんや猫ファンの寄付金でやり繰りしており、募金箱やチャリティーグッズの販売も行っています。
もちろん、お寺としての業務もしているので、日曜日の座禅など参加されてはいかがでしょうか?

ここに注目①!:
いくら猫を保護しているからと言って、全ての猫を受け入れている訳ではありません。勝手に敷地内に猫を捨てていく輩がいるようで、誤解のないようにしてほしい。猫を捨てる前にまずは住職に相談するのが筋ですよね。

ここに注目②!:人懐っこい猫たちがお寺を拠点に動き回っています。ご飯の時間になるとニャーニャー集まり、細長い器(竹?)の前で綺麗に並んで食べていますよ。猫たちに癒され、猫たちの為に賽銭して下さい~!

【猫に関するお寺に行ってみたい!中部・関東・近畿地方編まとめ】

猫の恩返しの話がありましたが、いつか御誕生寺にも猫の恩返しが起こり、後世に伝わる伝説になったら良いのに・・・なんて願うのは私だけでしょうか。
それはさておき、お寺によって置いてある猫グッズが違っていて面白いですよ!
住職のデザイン、黒い招き猫、お札、カレンダーなどなど、お寺を巡って集めてみるのも楽しいかも知れません。