猫好きさんなら知っている!?東京にある猫神様の神社・お寺特集


昔から人間と猫は共に暮らす仲。時にはペット、時には害獣駆除の役割として時代を過ごしてきた猫は、人々の生活に欠かせない存在です。
昔の日本は養蚕が盛んで、それを狙ったネズミの被害に悩まされていました。そこに猫がネズミ退治をしてくれるので、猫を神様の扱いにする地域が多かったようです。
実は、東京には猫を神様とする神社やお寺がたくさんあります!猫好きさんはもう知っているかも知れませんが、どんな場所なのか簡単にまとめてみました!

【神社】

■三光稲荷神社 (さんこういなりじんじゃ)


住所:東京都中央区日本橋堀留町2丁目
行き方:都営地下鉄 浅草線・東京メトロ 「人形町駅」のA4出口から徒歩約4分
    バスなら 江戸バス北循環『中央区役所行』で「堀留町1丁目」から徒歩約2分

御祭神:倉稲魂神 (うかのみたまのかみ)・・・穀物の神様

どんな神社?:
『猫がいなくなった時にここに祈願すると帰ってくる』と言い伝えられている神社です。江戸時代から続いている祈願だそうで、今でも祈願の人達が持参した招き猫がたくさん飾られています。

■今戸神社 (いまどじんじゃ)


住所:東京都台東区今戸1-5-22
行き方:浅草駅から徒歩約15分

御祭神:応神天皇(おうじてんのう)・・・武運の神様
伊邪那岐(いざなぎ)・・・矛で世界を造った男の神様
伊邪那美(いざなみ)・・・国の基礎と、それぞれの神様を産んだ女の神様
福禄寿(ふくろくじゅ)・・・七福神の一人 子・財産・長寿に恵まれる

どんな神社?:夫婦であるイザナギ様とイザナミ様の「縁結び」、福禄寿様で「開運招福」などのご利益がある神社です。
       さらに、こちらは『招き猫の発祥地』と呼ばれています。

招き猫発祥の由来:江戸時代の末期ごろの話になります。貧しい生活を送っていた一人の老婆がおり、生活苦で泣く泣く愛猫を手放しました。しかし、夢に手放した猫が現れて「自分(猫)の姿を人形にしたら幸福になれるよ」と告げられたそうです。そこで老婆は愛猫デザインの今戸焼にして販売してみると、たちまち大人気に!・・・これが、招き猫の始まりなのだそうです。

ここに注目!:
よく見かける招き猫は左手を上げて「金運」を招いていますが、こちらの招き猫は右手を上げて「良縁」を招いています!とにかく神社のあちこちに招き猫がいるので探してみて下さい!
       拝殿入口・・・大きな招き猫
       社務所内・・・たくさんの招き猫
       拝殿左脇・・・石でできた『なで猫』 など

■蚕影神社 (阿豆佐味天神社 (あずさみてんじんじゃ)内にある)

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住所:東京都立川市砂川町4-1-1
行き方:立川駅北口→立川バス1番線『三ツ藤・箱根ヶ崎駅行き』→砂川四番から約12分

御祭神:金色姫命 (こんじきひめのみこと)・・・養蚕の神様・猫の守り神

どんな神社?:阿豆佐味天神社内にある神社です。別名『猫返し神社』と呼ばれ、行方不明になった猫を探す人達が、猫の帰還を祈願する神社です。

猫返し神社の由来:『猫返し』が有名になったのは、ジャズピアニストの山下洋輔さんがキッカケです。山下さんの愛猫が数日間帰ってこず、神頼みでこちらの神社に祈願。すると、その翌日に愛猫が帰ってきたのだとか!それが2度も続いたので、山下さんはエッセイに綴り、それが噂になって『猫が返ってくる神社』として有名になったそうです。

ここに注目!:
山下さんが奉納した「ただいま猫」の狛猫が可愛い!ついつい撫でたくなります。さらに境内に流れる曲は、山下さんが奉納した「越天楽」。エピソードを知った上で聞くと、また違った参拝になりそうですね。
    

■住吉神社(すみよしじんじゃ)


住所:東京都青梅市住江町12
行き方:青梅線「青梅駅」から徒歩約5分

御祭神:住吉神社→ 住吉三神(すみよしさんじん)・・・海の神様
    住吉神社→ 東照御親命(あずまてるみおやのみこと)・・・徳川家康
    阿於芽猫祖神・・・(あおめねこおやがみ)・・・猫の神様

どんな神社?:住吉神社は海の神様がいるので「水運」にご利益がある神社です。その住吉神社の鳥居脇にある小さな祠には「阿於芽猫祖神」が祀られています。地域の繁栄・商売繁盛を願う招き猫の役割があるようで、それを祈願に来る参拝者も多いようです。

ここに注目!:鳥居をくぐって参道を少し進むと、参道を挟むように「大黒天猫」と「恵比須猫」が向かい合ってお出迎えをしてくれます。「あおめ」という名前だからか、どの猫神様たちも目が青い!阿於芽猫祖神が持っている葉っぱはマタタビなのだとか・・・。

ここも見て!:
青梅の町は「猫の町」だそうで、町のいたる所で猫に関する看板や物を発見する事が出来ます。住吉神社に立ち寄るなら、町探索も是非楽しんで!

■巌ノ金毘羅神社 別名「琴平神社(ことひらじんじゃ)」

住所:正確な位置はなし。とにかく山の中
行き方:青梅線「日向和田駅」→ 吉野梅郷から尾根取り付きまで徒歩約20分→ 登山道を登って約35分

どんな神社?:養蚕が盛んだった青梅の町。その町を一望できる山の上にある神社で、養蚕の神様が祀られているそうです。
昔からネズミを退治してくれる猫を崇め、養蚕農家は繭が豊作になれば猫の置物を奉納し、お礼をしていたそうです。商売繁盛・家運の祈願にご利益があります。

注意:とにかく山の中を登るので、服装や天候に注意しましょう。

■美喜井稲荷神社(みきいいなりじんじゃ)


住所:東京都港区赤坂4-9-19
行き方:東京メトロ「赤坂見附駅」から徒歩約8分

どんな神社?:ビルの合間にひっそりと佇む神社。コンクリートで囲まれている為、本当に知らないと通り過ぎてしまうような外見です。とっても小さな境内(?)には、像と鳥居と社があり、稲荷だけども狐の代わりに可愛い猫が鎮座しております。通称「ネコ稲荷」と呼ばれ、どんなご利益があるのか、どんな神様なのか、色々と不明点が多い神社ですが猫好きさんには絶対にたまらない神社です!

ここに注目!:
本堂の上部分に左右に分かれて白猫の彫刻があります。右は赤い塊の上に乗って魂?を食す白猫、左は小鳥を腕に乗せてウインクしている白猫。左右のギャップが凄い!でも可愛い!
この神様にお願いをする場合、タコを食べちゃダメらしいです。理由は不明ですが、そう書いてあるそうなので足を運ぶ際はお気を付けあれ。

【お寺】

■豪徳寺(ごうとくじ)


住所:東京都世田谷区豪徳寺2-24-7
行き方:東京急行世田谷線 「坂駅」から徒歩約5分
    小田急豪徳駅から徒歩約10分

どんなお寺?:
井伊家御菩提所であり、桜田門外の変で暗殺された井伊直弼のお墓がある事で有名なお寺です。また、『招き猫の発祥の地』と呼ばれるお寺でもあります。境内にズラッと並べられた招き猫は圧巻!さらに、ゆるキャラ『彦にゃん』とも関係が・・・。

招き猫発祥の由来:彦根藩二代藩主の井伊直孝を救ったのは、お寺の白猫「たま」だった!?ある日、鷹狩りの帰りに井伊直孝はこのお寺の前を通りました。そこへ、1匹の白猫が自分に向かって手招きをしているのに気付き、興味深々でお寺に入る事に。しばらく住職とお茶を楽しんでいると、さっきまでの天気から打って変わり、激しい雷雨となったのです。猫によって雷雨を免れた事を縁起が良いと感じた井伊直孝は、このお寺を井伊家の菩提寺に指定しました。そこから、お寺では招き猫を作って置くようになったそうです。
この時の白猫「たま」が、「彦にゃん」のモデルと言われています。

ここに注目!
境内には招き猫がいっぱい!三重塔にも猫が彫られているし、絵馬も猫だらけ。招き猫が持ち込まれる数は1月が特に多いんだとか。
お寺の周辺地域も招き猫だらけなので、町を探索するのも面白いですよ!

■西方寺(さいほうじ)

住所:東京都豊島区西巣鴨4丁目8−43
行き方:山手線「巣鴨駅」から徒歩約15分
    都営地下鉄三田線「西巣鴨駅」から徒歩約5分

どんなお寺?:こちらも『招き猫発祥の地』と呼ばれるお寺です。元々は別の場所に構えていましたが、関東大震災で猫塚が焼けてしまい、この巣鴨へ移動してきたそうです。

招き猫発祥の由来:吉原にいた猫好きの遊女「薄雲太夫」には、可愛がっている三毛猫がいました。ところがある日、薄雲さんが厠に入ろうとした時、三毛猫が必死に裾を銜えて離しません。それを気味が悪いと感じた楼閣の主人が、なんと自分の脇差しで猫の首を切り落としてしまいました!切り落とされた首は厠の下へ(天井という説もある)飛んで行きましたが、そこには薄雲の命を狙っていた大蛇が潜んでおり、猫の首はその大蛇を嚙み殺したのです。三毛猫は命を張って薄雲さんを守ったのですね。
西方寺に猫塚をつくり三毛猫を弔った薄雲さんですが、悲しみに暮れていました。贔屓の豪商が薄雲さんを慰めようと猫を模った木像を贈り、この写しを売り出してみると大人気に!
これが招き猫の発祥だと言われるようになりました。

ここに注目!:
大震災で猫塚が焼失してしまった為、今は猫像のみ拝む事が出来ます。西方寺にある招き猫の像は左手を上げ、同じく招き猫の発祥地とされる「豪徳寺」の招き猫は右手を上げているので、その違いにも注目して見て下さい。

■西光山自性院無量寺  (別名「西光山真言宗豊山派自性院」)

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住所:東京都新宿区西落合1-11-23
行き方:都営地下鉄大江戸線「落合南長崎」駅から徒歩約3分

どんなお寺?:こちらも「招き猫発祥の地」と呼ばれる場所。猫好きの聖地と言える、猫好きが集まるお寺です。奉納されている2体の「猫地蔵」が有名ですが、これは節分の日しかお目にかかれないというレアな猫地蔵様。是非とも拝見したい!とこの日を待つ全国の猫ファンは多い。

招き猫発祥の由来:戦の真っ只中、日も暮れ道に迷っていた道灌(武将)たち。体力も尽きかけ、このまま敗北かと思われた時、一匹の黒猫が現れお寺に案内してくれました。そこで体制を整えた道灌たちは見事、戦に勝利しました。その後、道灌は黒猫を大切に飼養。黒猫の死後は「猫地蔵」を奉納したそうです。これが「道灌招ぎ猫」と呼ばれています。
そしてもう1体は、道灌から約300年後の江戸時代の話。とある豪商が亡くなった子供の冥福を祈る為に「猫面地蔵尊」を奉納したとされています。
この2体が、中々見れない「猫地蔵」と呼ばれ、「招き猫」の発祥だと言われているようです。

ここに注目!:
2体の猫地蔵は1年に1回しか拝見できませんが、お寺には大きな招き猫の石造が置いてあります。
節分の時に買える匂い袋やお守り、御札が可愛い猫デザイン!ここでしか手に入らないので、やっぱり節分は行くべきかも・・・・!

【猫好きさんなら知っている!?東京にある猫神様の神社・お寺特集(猫パワースポット)まとめ】

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東京にある有名な猫神社・お寺はこんなにあるのですね!でも、調べればまだまだ出てきそうです。猫を祀る理由も様々ですが、猫が大切に思われて来た気持ちが伝わってきます。
それに「招き猫発祥の地」と呼ばれる場所が何か所かありましたが、それぞれ由来が違っていて面白いですよね。中には思わずツッコミを入れてしまいそうな由来もありましたが、それはそれで注目を集めています。まぁ、本当の「招き猫発祥の地」なんて当時の人でも分からないと思いますけどね!