あの時期がやってきた!猫も嫌になっちゃう花粉症!


「春だ、花粉だ、花粉症だ!」と、桜が咲いて暖かくなるこの時期は人間が警戒する季節でもありますね。マスクをする人、専用の眼鏡をかける人など目立つようになりますが、花粉症に悩むのは人間だけではありません!実は猫も花粉症を発症するようで、ここ最近は急増しているそうです。
今回は猫の花粉症についてまとめてみましたので、愛猫の様子をチェックしてみて欲しいと思います。

【猫の花粉症の症状】


「猫の花粉症」なんて聞いた事がない。そんな人もたくさんいると思います。
それもそのはず、“猫のアレルギー検査は大変難しく、花粉症だと決定する事は出来ない”というのが現状で、「絶対に花粉症だ!」とは言い切れないけれど、「きっと花粉症だね」という感じで判断されるからです。
では猫の花粉症って人間と違う所があるのでしょうか?まずは症状について知っておきましょう。

■猫の花粉症の症状

基本的に、人間の症状と変わりません。主なものは

・クシャミや鼻水が出る
・目が腫れる、涙や目ヤニが出る
・シバシバとまばたきが続く、目を痒がる
・元気がない
・皮膚のトラブルが出る
・まれに下痢などの消化器症状を起こす子がいる
・・・などなど。

目や鼻に関する症状は人間とほとんど一緒です。しかし、猫の花粉症には「花粉症皮膚炎」と呼ばれる皮膚トラブルの方が多いようです!

■花粉症皮膚炎とは

 花粉が原因で起こる皮膚炎で、
 
・かゆみ
 ・発疹
 ・外耳炎
 ・皮膚の赤み  など

 の症状が見られます。多種の花粉で見られ、杉やヒノキ・アシ・カモガヤなどの花粉が原因で起こり得る皮膚炎。強い痒みで皮膚を搔きむしってしまいます。やたら耳や体を掻いていたら疑いましょう。(ダニやノミの可能性もある)また、掻きむしると皮膚が傷ついて別の皮膚炎を引き起こす原因になるので注意が必要になります。

■チェックしておく事は?

春先に上記の症状が出た場合、花粉症かな?と疑うと同時に愛猫の体調をチェックしておきます。

 ・食欲はあるか?
 ・口内炎があるか?
 ・排便・排尿の様子は?
 ・元気はあるか?
 ・ずっと寝込んでいないか?
 ・熱っぽいか?
・体をずっと掻きむしっていないか? など

 症状によっては別の病気の可能性もあるので、簡単に花粉症と決めつけないようにしましょう。少しでも普段と違う様子があるのならば、まずは獣医さんに診断してもらうのが一番です。花粉症ではなく感染症や風邪の疑いもあるからです。その時の為に、チェック内容が必要になります。

【猫の花粉症の診断と治療】


病院によって、猫の症状を診たり、飼い主から症状を聞いて判断する場合や、『アレルギー検査』を行って判断する場合もあります。ただ、最初に言った通り“猫のアレルギー検査は難しい”ので断定される事は少ないかも知れません。いずれにせよ、上記の症状はほとんど薬での治療となります。

■猫の花粉症の治療法


アレルギーと判断された場合は、その原因を取り除く薬を処方されます。目に関する症状なら目薬、炎症を抑えるステロイド剤、痒みを鎮める抗ヒスタミン剤などなど。
しかし薬には副作用があり、
 
・ステロイド剤・・・長期間使用すると体内でステロイドを分泌する機能が低下する危険がある
 ・抗ヒスタミン剤・・・眠気、口の渇き、便秘になりやすい

などのリスクが発生するかも知れません。一時的な使用にしろ、このリスクを了承した上で使用する事になります。
花粉症を治す薬は人間にも存在しません。よって、症状に合わせて症状を軽くする治療を行っていくしか方法がないのです。また薬以外でも、目や皮膚を掻きむしるようならカラーを巻いて対処する事も必要になってくるので、自己判断せずに早めに獣医さんに診断してもらう事をおススメします。

■人間用と動物用の薬は違う


 いくら花粉症の症状が人間と同じとは言え、いないとは思いますが「人間用の目薬」を猫に使用する行為は絶対に禁止です!
 人間と猫の体の造りは違います。いくら目薬で使用されている薬品の成分が動物病院で処方された目薬と同じであっても、動物に合わせた配合と人間用の配合が違っていたり、人間に効く効果も猫にとっては危険な効果になる事もあります。
 「多分、大丈夫」の安易な考えで失明を引き起こしてしまうと、飼い主さんはずっと自分を責める事になりますよ!

■減感作療法

 薬で治す治療の他に、期間や費用、続ける労力が必要な「減感作療法」と呼ばれる治療法があります。
 これは対象となる患者(猫)に花粉症の原因であるアレルゲンを少しずつ体内に投与し、投与する量を少しずつ増やしながら、患者の体をアレルゲンに慣らしていく方法です。最初は数日おきに投与し、だんだん投与の間隔を空けて最終的には20日間に1回くらいまで伸ばしていくのですが、これを1~2年ほど続けるようになります。実際、『これで花粉に慣れる体になるのか?』と言われれば個体差はありますし、投与が終了しても再発する場合もあります。長期間かかる上、費用もかさむし効果は個体差なので、薬で治らない場合や、ペットに薬を使用する事に抵抗がある飼い主さんの最終手段で考えてみましょう。

【猫の花粉症対策】

猫自身では花粉症の対策は出来ませんが、飼い主さんが対策する事は可能です。愛猫の花粉症のために、身の回りの環境を整えてあげましょう!

■お部屋の掃除をしよう!

 花粉症には花粉に触れさせない。その為には、家に入り込む花粉を掃除して綺麗にしてあげましょう!アレルギーの物質はホコリに紛れて部屋に溜まります。隅から隅までしっかりと取り除きましょう。

■空気清浄機をフル活動させよう!

 最新の空気清浄機は花粉もしっかり吸い取ってくれるので、使用するだけで全然違う!エアコンや人の流れがある所に設置すると効果が上がるそうですよ。プラスで加湿器も起動させて下さい。空気清浄機と加湿器が一体化した物を設置すると1台で済むのでおススメです。猫だけでなく、人間も楽になります!

■猫をなるべく外に出さない!

 花粉の時期は、なるべく外に出さないようにするべきです。花粉症の猫が外に出れば・・・想像通りの結果になると思います。そして花粉を付けて家に入るので、家の中にも花粉が入り込んで悪循環にしかなりません。外が大好きな猫には酷な話ですが、そこは部屋の中でも楽しめるような工夫をしてあげましょう。でもどうしても外に出るならば、帰ってきたら体についた花粉をはたいて落とし、部屋には空気清浄機をフル活動させておく事をおススメします。さらに愛猫のブラッシングをしたり、たまにシャンプー(頻繁にすると皮膚トラブルの原因になる)などのケアをしてあげるのも良いですよ!

■花粉を家に入れない!


 家に共に暮らしている以上、飼い主さんも花粉の対策をする必要があります。人間用の花粉対策グッズを活用する、帰ってきたら洋服についた花粉をはたいて落とす、この時期は窓を開けないようにする・・・などなど、出来る対策はしてあげましょう!

【猫も嫌になっちゃう花粉症!猫の花粉症の症状と猫の花粉症対策は?!まとめ】

猫の花粉症の話をまとめてみましたが、皆さんの愛猫や周辺の猫はどうですか?猫も人間と同じ症状が出るなら、花粉症の人は気持ちが分かりますよね!目のかゆみ、止まらない鼻水の辛さは大変です・・・。ただペットは言葉が話せないのでSOSが分かりません。常に一緒にいる飼い主さんだけが頼りです。少しでも異常が見られたら動物病院で診てもらい、早めに対処してあげましょう!
花粉症の対策も、薬の投与も、飼い主さんが行わなければいけません。可愛い愛猫のためにも、花粉からしっかり守ってあげましょう!