地域猫って知ってる?地域猫が見れるスポットのご紹介


猫ブームもあってか、最近では野良猫が集まるスポットを巡る猫ファンが急増し、メディアにも取り上げられるほど話題になりましたね。
その猫ファンが追いかける野良猫たちは、大半が「地域猫」と呼ばれる猫ちゃん達です。

【その1】地域猫とその住民の繋がり


では、その「地域猫」ってどんな猫ちゃんなのでしょう?

■地域猫

地域猫とは、特定の地域に住む野良猫が住民により「去勢手術や避妊手術」を施され、元いた生活圏内に戻された猫ちゃんの事です。
地域の住民達に見守られながら自由に生活を送っています。

■地域猫活動

その野良猫を保護し、お世話をしながら管理する住民達の活動を「地域猫活動」と呼んでいます。
これは全てボランティアで行われており、猫好きな住民たちの協力によって成り立っています。
地域猫活動は1997年に神奈川県横浜市磯子区の住民達が始めた運動から広まりました。
その主な活動内容は、『不妊・去勢手術』、『猫トイレの設置』、『食事の管理』、『譲渡会』など一定のルールを決めて、猫好き住民達で猫ちゃん達のお世話をしています。
猫ちゃんを飼っている人は分かると思いますが、年十匹という野良猫をお世話する大変さは想像以上。
人に懐いている野良猫なら保護も楽ですが、長い間野良猫だった猫ちゃんや、人間不信の猫ちゃんは捕獲するだけで骨が折れます。
それに毎日ご飯を用意したり、トイレを掃除したりする作業も労力が必要です。

そこまでして野良猫を保護する背景には、野良猫が敷地内でトイレをしたり、花壇を荒したり、敷地内で出産をするなどの猫被害により困る住民が増加し、猫を巡る住民同士のトラブル問題が増えたからです。

<不妊・去勢手術の意味>

野良猫を捕まえて手術するなんて可哀想、と言う人もいるかと思いますが、野良猫を放置しておくと、どんどん出産して数があっという間に増えていきます。
そうなると、猫被害が増え、猫を憎む人に保健所に持ち込まれ殺処分される猫ちゃんが増えるのです。

全ての住民が猫好きとは限りません。
猫アレルギーなど苦しい思いをする人もいます。

同じ世界で共存する為には、不幸な猫が増えないように徹底する必要があるのです。
その費用は募金や出資、地域によっては動物病院が協力してくれる所もありますが、簡単な事ではありません・・・。

<トイレの場所とご飯の時間を決める意味>

トイレの場所とご飯の時間を決めて、猫被害の対策を取る所もあります。
トイレの場合、野良猫が住民の敷地内で毎日トイレをするのを防ぐため、別の決まった場所にトイレを設置しておきます。
またたびや猫の糞など猫の気を引く物を土に混ぜて、猫ちゃんを促し、トイレの場所として誘導するのです。
ご飯の場合、猫ちゃんには時間と場所を決めておく事で「ご飯をくれる人と場所」を覚えさせ、それを習慣付けます。
どちらも、野良猫の滞在場所を決める事で、なるべく猫が苦手な人の敷地に入らないようにし、住民同士の問題を解決する為に必要な対策として取られています。

【その2】地域猫の尽きない悩み

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地域猫活動の内容をご紹介しましたが、これは地域全体での協力があってこそ実現できる活動です。
もちろん100%の住民が理解し協力してくれる訳ではないでしょう。どんなにルールを定めて保護をしていても、被害が全くなくなる訳でもありません・・・。
それに人間の都合で手術され、人間の都合で住む場所を決められる事に納得できない住民もいると思います。
でも!飽きた・懐かない・可愛くない・子供を産んだ、などの身勝手な理由で捨てる人が多いのも事実。
それにより、どんどん猫ちゃんが増えていくのです。まるで猫好きの人間と猫嫌いの人間のいたちごっこみたいですよね。

■地域猫活動の目的

上記でも説明しましたが、地域猫活動は猫ちゃんのお世話だけでなく「殺処分される猫ちゃんを救う」事も目的としています。
保健所に持ち込まれる猫ちゃんの殺処分は、年々増加している事をご存知ですか?しかも、野犬と違って野良猫は行政がなかなか捕まえられず、保健所に持ち込まれる大半は人間が飼っていたペットや生まれた子猫。小さな子猫がビニールに入れられて運ばれてくる事なんてしばしば。その犠牲を減らしたいから、地域猫活動の皆さんはボランティアで頑張っているのです!

【その3】地域猫に会える人気のスポット

話が逸れましたが、今流行りの地域猫を利用して町起こしをする地域もあります。
ここでは、地域猫に会える人気のスポットをご紹介します!

■江の島:神奈川県


通称「江の島猫」と呼ばれる地域猫が1000匹以上も住んでいると言われる江の島!事の始まりは、1980年ごろ。この頃から捨て猫が急増し、今では相当な数の猫がのんびりと暮らしているようです。

■にゃらまち:奈良県


なんと奈良市の中心市街地に地域猫が集まる場所があります!それが「奈良町」。
昔から猫ちゃんがたくさん集まるエリアだそうで、いつからか「にゃらまち」と呼ばれるようになりました。
なんと毎年6月に「にゃらまちねこ祭り」という猫のお祭りが行われるそうで、猫ファンにはたまらないスポットです。

■尾道:広島県


山あり海あり猫ありの尾道。坂道が多い事で有名な尾道ですが、その坂道には多くの猫ちゃんが暮らしています。その風景が人気を呼び、カメラを抱えた猫ファンが多く集まるスポットに。さらに専用のツアーが組まれるほど!

■田代島:宮城県



島内には「猫神社」がある事で有名な田代島。もともと猫を大切にされてきた島で、猫は魚を獲るイメージから、漁の良し悪しを判断する為に神社を建てられたそうです。
私も、行きましたが子猫の時期に行くと人になれた親しい猫が沢山見れてとてもほっこりいたします。
また、猫ハウスという場所があってそこにイラストがあるのですが猫好きのイラストがあってとても癒されます。

■谷中:東京都


東京にも地域猫のスポットがあります。夏目漱石の代表作「吾輩は猫である」を執筆した家がある事でも有名な場所です。
谷中霊園には猫が沢山います。とてもかわいいですよ。
猫が多く暮らすこの街は、東京にありながら、のんびりした雰囲気。

■青島:愛媛県


最近メディアに取り上げられ、猫の写真集まで出版!人気沸騰中の青島は、住民より猫の方が多いという、まさに「猫島」!どんどん増えるので、最近は問題になっています。

■長崎


もはや地域猫というより、県猫ですね。江戸時代の頃、貿易船に乗って来た猫ちゃんが長崎で繁殖した事から、長崎は猫が多いと言われています。
特徴的なのはそのシッポ!長崎の猫ちゃんはシッポが途中で曲がる「尾曲がり猫」が多いのです。
でも幸運を招くと言われているので、なんだか有難く感じます。

<地域猫スポットを巡るにあたって>

最近、マナーを無視した猫ファンが急増しているそうです。
地域猫は地域の住民が管理しているので、移動範囲も住宅地や民家の敷地内をウロウロしています。そんな猫ちゃんに夢中になるあまり、民家に勝手に侵入して写真を撮ったり、むやみに眩しいフラッシュをたいて猫ちゃんの目を傷つける行為をする人がいるそうです!野良猫の写真を撮るのは勝手ですが、最低限のマナーは守らなくてはいけません。

【地域猫まとめ】

地域猫と地域の住民の暮らし方について、理解して頂けたでしょうか?
地域猫が町起こしの一環になり、町の活性化に繋がっている事は素晴らしいですよね!
その裏で、(全ての地域が実行している訳ではありませんが)地域猫との生活の大変さ、そして苦労をしてまで命を守ろうとしている事を知って頂けたら嬉しいです。

そして、現代ではインターネットやFacebookなどで譲渡会の開催を知る事が出来ます。
安易なペットブームで猫ちゃんを飼うのではなく、家族の一員として迎えて貰えるのなら、譲渡会や保健所で一匹でも多くの命を助けてあげて下さい。

また、私も時々お邪魔しているのですが
【猫里親ボランティア】NPO法人ねこの家(埼玉県八潮)
http://www.nekonoie840.org/
のように地域ごとに地域の猫さんを助けたいと
活動されている方たちがおり、その方たちの譲渡会や猫カフェなどから
猫の縁ができたらうれしいなと思ってます。