もしかしてうちの猫が妊娠している!?妊娠の判断と出産準備について

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外に出て行動をする猫ちゃんや、家の中でオスとメスを近くで飼っている場合など、去勢・避妊をしていないと妊娠をする可能性があります。
猫ちゃんの妊娠が初めての飼い主さんの場合、妊娠している事に気が付きにくかったり、出産に向けての準備や、いざ出産の時に何をするのか・・・などなど、初めての事で慌ててしまう事ばかり。
今回は猫ちゃんが妊娠した時の変化~出産までの内容をまとめてみましたので、少しでも参考になれば幸いです。

【その1】妊娠の判断はどこ?

猫ちゃんの妊娠をざっくりと言えば、

・猫の妊娠期間は短い
・猫の出産は一回につき1~8匹産む
・猫の出産は基本的に自力で出来る

つまり、猫ちゃんの妊娠が分かったと思ったら、すぐに出産を迎えます。
心の準備と産まれる準備を早めにしておかなければいけません。
では、内容を詳しく見ていきましょう。

■猫ちゃんが妊娠したら・・・

猫ちゃんは生後半年~1年未満までに発情期を迎えます。
と言う事は、発情期を迎えた時点で妊娠が可能になるのです。
目を離した隙に、いつどこで妊娠してくるか分かりません。

<妊娠した時の行動>

猫ちゃんが妊娠をしたら、普段取らない行動を取るようになります。

妊娠初期~中期

・他の生き物に優しい。
・床でゴロゴロ転がる
・動かない
・食欲旺盛

出産直前

・そわそわして落ち着かない
・攻撃的になる
・常に警戒している
・股間あたりをしきりに舐めている
・食欲減少

<妊娠した時の体形の変化>

もちろん、体形にも変化が見られるようになります。
・オッパイが大きくなる
・お腹が大きくなる

<猫の妊娠期間>

・猫ちゃんの妊娠期間は、だいたい60日~65日ほどになります
この2か月の間に、猫ちゃんの体には様々な変化が起きるのです。

<妊娠期間の変化の様子>

・妊娠初期~20日ぐらい・・・乳首の色がピンクに変化
・20日~30日ぐらい・・・オッパイが大きくなり、お腹も少しずつ大きくなる
・30日~45日ぐらい・・・食欲旺盛、体重増加!お腹も見て分かる大きさです
・45日~50日ぐらい・・・お腹を触ると、胎動を感じられるほど
・50日~60日ぐらい・・・お乳が出るようになる。
・出産直前・・・いよいよ産気づく前は食欲が無くなり、ピリピリモード

人間の妊娠期間が約10か月ですから、猫ちゃんはスピード出産ですね!

<妊娠中の食事>

妊娠すれば、お腹の子の分まで栄養を取らなければいけません。
その量は普段の1.5倍!母猫が食欲旺盛になる理由が分かります。

そうなると、普段のご飯では栄養素が足りません
妊娠専用の猫用フードが販売されているので、1週間くらいをかけて徐々に切り替えてあげて下さい。
どうしても普段のご飯をあげる場合は、量を多めにするなど、パッケージの給餌量を参考にしてあげて下さい。

 
妊娠中はデリケートな期間です。何か手伝ってあげたい、助けてあげたい気持ちが出てきますが、妊娠期間中は静かに見守ってあげましょう。
余計なストレスを与えると、お腹の子にも影響が出てきます。

【その2】出産準備は?

では、いざ出産が近づいてきたら何から手伝えば良いのでしょうか。

■飼い主さんがする準備
・かかりつけの獣医さんに相談しておく
 初めての出産は訳が分からずパニックになりがち(飼い主さんが)。
母猫が自力で処理をするとは言え、へその緒の処理、止血、胎盤を切る、などの専門的な事を飼い主さんが行う事もあります。
その為にも、事前に獣医さんに相談してシミュレーションをしておくのも、立派な準備です。

・妊娠中に子供の数や様子を探っておく

 これも獣医さんに確認してもらう方が確実ですね。お腹の中の子供が何匹いるのか、逆子はいないか、事前に知っておくと出産の時に助かります。

・出産をする場所を作る

 猫ちゃんは出産する場所として、暗くて落ち着ける場所を探します。
飼い主さんが事前に場所を作っておきましょう。
暗い場所に段ボールなどを置き、中にタオルや毛布を敷きます。
 
母猫が場所を探しだしたら、誘導してあげて下さい。
気に入って貰えるように、事前に猫ちゃんの匂いを付けたり、日頃から使っている毛布やタオルを入れておくと良いでしょう。

■出産の流れ

猫ちゃんの出産の流れと注意点を把握しておきましょう。
*飼い主さんが準備する物:清潔なタオル(布)を数枚、熱湯消毒したハサミ、熱湯消毒した木綿糸
*部屋を26度以上に保ち、子猫の体温が下がらないようにしましょう。さらに仔猫に触る場合は、温かい手で触るようにします。

<流れ>

・出産24時間前・・・食欲が無くなり、ソワソワして攻撃的になる。常に警戒をし、お乳や股間あたりをしきりに舐めだす。出産場所を探し、見つけたら動かない。
 
・陣痛・・・猫ちゃんの陣痛は20分~1時間ほど。
*注意点:もしこの陣痛時間を超えても出産が始まらない場合は、陣痛が弱い(微弱陣痛)や逆子の可能性もあり、母子ともに危険になるのですぐに獣医へ連絡をしましょう!
 
・出産開始・・・15分~30分の間隔で1匹ずつ子猫を出産していきます。
*注意点:子猫を産む時に大量出血した、5分以上子猫が途中から出て来ないなどの緊急事態も起きます。その場合もすぐに獣医へ連絡をしましょう!
 
・羊膜剥がし・・・産まれてきた子猫の羊膜を、母猫が舐めて破る。
*注意点:母猫により、産まれた子猫を全くケアしない場合があります。
そこで飼い主さんが産まれた子猫を清潔なタオルやガーゼで包み、母猫の側へ連れて行ってあげます。
それでも舐めない、反応しない場合は、飼い主さんが子猫をタオルで包んだまま体の表面を撫でて羊膜を剥がしてあげましょう。
 
・へその緒切り・・・母猫が嚙み切って対処するのが自然です。
*注意点:母猫が反応しない、動かない場合、飼い主さんが切るしかありません。
子猫から約3~5センチあたりのへその緒を木綿糸でキツく縛り止血をします。
3分くらい経って、止血した箇所ではなく、母猫の胎盤側をハサミで切ります。
 
・お乳を飲ませる・・・子猫の本能でお乳を探します。お乳を飲む事で、次の出産の刺激にも繋がり、次の子猫が産まれます。
 
・出産終了・・・上記を繰り返し、産まれてくる数にもよりますが、だいたいトータルで1~3時間で終了です。長い場合は6時間かかるケースもあります。
 
全ての子猫が無事に生まれる訳ではありません。生まれて間もなく亡くなる子猫もいます。

■基本的には見守るだけ

生き物の本能とは凄いもので、初めての出産でも母猫は自分で動けるものです。
誰が教えた訳でもないのに、体が動くのでしょうね!
しかし、人間が中途半端に手伝うと、糸が切れたように出産に対して興味を失う猫もいます。
 
飼い主さんが手伝うとすれば、部屋の環境作りと進行状況の確認です。
命の危機、母猫の放棄、ハプニングなどが起こらない限り、静かに冷静に見守ってあげましょう。
 
緊急用に獣医さんと連絡が取れるようにしておくか、不安な場合は獣医さんに来てもらう、猫の出産経験者と一緒に見守るなど、対策を色々としておくと安心出来ます。

【妊娠の判断と出産準備についてまとめ】

最後に、飼い主さんがするべき大切な仕事があります。それが・・・
「産まれた子猫の引き取り手を探す事」!
 
産まれた子猫を全て引き取って飼うなら良いですが、その予定が無いのであれば、妊娠が発覚した時点ですぐに探し始めましょう。
引き取り手がないからと言って、野に放つのは違法です。

ご存知の通り、「飼育放棄」です。飼っている猫から産まれた子猫は、飼い主さんが持ち主!最後まで責任を取らなければいけません。