春は抜け毛がフワフワ舞う時期!換毛期と毛球症に注意しよう!


猫にとって「春」と言えば、恋の時期であり、繁殖の時期であり、身体が暖かい季節に向けて変化する時期。庭先でニャーニャー甘えた声が響くのもこの時期ですね。浮かれ気味な春ですが、春は気を付けておきたい病気もあります。
その中の一つ、『毛球症』って言葉を聞いたことはありませんか?猫が毛づくろいをして引き起こす症状ですが、「そんな、猫なんて1年中身体を舐めて綺麗にしているじゃないか。」そう思った人もいると思いますが、これも実は春に多い症状!今回はその『毛球症』についてまとめてみましたので、これからの愛猫ちゃんの様子をチェックして見て下さい。

【なぜ春に多い?】

冒頭でも伝えた通り、暖かい季節に向けて身体が変化するのが春(3月ごろから)です。猫ちゃんは“換毛期”に突入します。換毛期は、冬の寒さを守っていた毛質から涼しい毛質へと変化する事で、例えば「ヒートテックの肌着から、クールな肌着へのチェンジ」という感じでしょうか。それは逆も同じで、だんだん寒くなってくる11月ごろにも換毛期がやってきます。

■猫の毛の役割

 そもそも、猫ちゃんの身体を覆っている毛は体温調節をするために必要な物。冬を暖かく・夏は快適に過ごす目的で毛質が異なり、冬の毛質は柔らかくて細かい毛が密集して生えているのに対し、夏の毛質は硬めで冬よりも隙間が目立つ生え方となっています。毛と毛の間に隙間があけば、風が通しやすくなり体温を下げる役割があるのですね!
 中には毛の無い種類の猫ちゃんもいますが、大体が暑い地域出身の猫ちゃんです。同じ猫でも、環境や地域によって進化する姿が違うので面白い!

■冬も注意が必要なの?

 確かに冬にも換毛期はやってきます。しかし、ちょっと条件が違ってきます。冬の換毛期は多くの毛が新しい毛を生やす活動を停止してしまいます。よって、春の換毛期よりはあまり抜け毛が出てこないのです。ところが!春の換毛期になるとその毛が一斉に生え替わる活動を始めるので抜け毛がゴッソリ!!部屋に抜け毛がフワフワ舞う程!!この大量の毛を飲み込む事で毛球症が起こる可能性が高くなるので、春の換毛期は注意しておく必要があります。

【毛球症とは?】

毛球症とは、猫ちゃんが行う身体の毛づくろい(グルーミング)行為の際に、いつもより多くの毛を体内に取り入れ、消化器官を詰まらせてしまう病気です。最悪の場合、お腹を開いて手術をする事もあるので甘く見てはいけません。
普通は体内に入った毛はウンチと一緒に外へ出てくるか、吐き戻し(毛玉吐き)をして自分で対処します。それが大量の毛を取り入れると胃で大きな塊と化し、上にも下にも出せない状況になるのです。その塊が胃の出口を塞ぐと“嘔吐”の症状を引き起こし、猫は吐きたいのに吐けない苦しい状態になります。

■症状

 毛球症になると“食欲不振”“嘔吐”“便秘”など、消化器官に異常が見られる症状が出てきます。「ケホっ」と何度も吐くような咳が続くようなら、一度獣医さんへ連れて行きましょう。また、上記の咳をしながらお腹を触ると痛がったり嫌がったりするようであれば、同じく獣医さんで診てもらう方が良いでしょう。軽い症状だと薬で治す事も可能のようです。

■予防

<ブラッシング>

 毛球症の予防は、とにかく「余分な毛を飲み込ませない!」事を徹底するしかありません。こまめにブラッシングをして身体全体の抜け毛を取り除いてあげましょう。特に毛の長い猫ちゃんは注意が必要です。

<ペットフード>

 ペットフードによって“ヘアボールコントロール”“毛玉ケア”をしてくれるフードがあります。食物繊維を増量したフードは、お腹を刺激してウンチと一緒に毛玉を促す動きがあります。

□アボ・ダーム キャット ヘアーボールケア(毛玉ケア) 400g 

□アイムス 成猫用 毛玉ケア チキン 550g 

□シシア キャット ドライフード ヘアボール チキン 400g 

□サイエンス・ダイエット ヘアボールコントロール アダルト成猫用1.8kg 

などなど、他にもたくさんの商品が販売されているので、愛猫に合わせたペットフードを選んであげましょう。

<ネコ草>

 ネコ草も消化管を刺激すると言われています。食物繊維を取り込み、嘔吐を刺激して毛玉を吐き出しているのでしょう。

【抜け毛対策グッズ】

抜け毛を予防するためにはこまめなブラッシングが必要ですが、そこで活用できそうな便利グッズをご紹介します♪

□ファーミネーター 小型猫S 

抜け毛を90%も取り除いてくれる優れもの!特に長毛種に重宝されます♪ヘアボールが出来にくくなり、気持ちが良いほど抜け毛が取れるので使用するのが楽しくなります。

□ペット用ブラシ フーリーイージー 猫用S

ペットの肌を傷つけず、簡単にブラッシングしながら抜け毛を絡め取ってくれるブラシです!ペットの毛の長さに合わせてブラシの長さを調節できる機能があるので、どんな猫ちゃんでも使用可能!

□粘着テープのコロコロ

市販で売られている粘着テープ型のコロコロを猫の身体にコロコロするのも効果ありますよ♪ただ、あまり強力な粘着テープだと痛いので注意しましょう。

【春は抜け毛がフワフワ舞う時期!換毛期と毛球症に注意しよう!まとめ】

今ではほとんど家の中で過ごし、外に出ない猫ちゃんが増えています。家の中の環境によって本来の換毛期からズレる場合もあるので、全ての猫ちゃんが同じ時期に換毛期を迎える訳ではないようです。
何にせよ、換毛期を迎えた猫ちゃんの様子をチェックし、毎日のブラッシングを行ってあげるのが予防と対策に繋がります。違う病気で吐いている可能性だってあるので、少しでも心配な点があれば獣医さんで判断して貰いましょう!